笑うジジイの文筆

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怖い実話3【一体誰が?】

前回の後日談。これもワシが体験した話じゃよ。
怖い話が弱い人は、読み進まないようにねっ!

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通り抜ける女(前回の話)を見てしまった翌日のことじゃ。
8月16日は登校日でのう、昨日の体験を教室でしゃべりまくったのじゃ。友だち達
も体験した日が8月15日(終戦記念日)だけに、なにか特別な意味があるのではないかと、教室は大いに盛り上がってしもうた。

その晩、通っていた塾へ行き再び体験談で盛り上がったのじゃ。9時をすぎた頃、塾
が終わり駅まで送っていってもらうために友人の自転車に二人乗りで走っておった(悪い子でしたゴメン)。ワシの通っていた塾は田舎にあってのう、田んぼの横の砂利道をしばらく走って駅につくというすごいところじゃったの。そんな道を友人を後ろに乗せてワシがこいで走っていた。

そして友人と例の女の話を再びはじめたのじゃ。すると突然左肩をつかまれた。丁度か転車で走っているところを立っている人からつかまれたように。肩の前側に4本の指の感触がはっきりと残ったままである。

「なんだよぉ。」
と止まって友人を見た。

「え、どうかしたのか?」
と返事する彼の手を見ると両方ともワシの腰に回してつかまったまま。

「じゃあ一体誰が。。。???」
回りを見回しても田んぼ道で誰もいない。もちろんその場の人影もワシ達だけじゃ。

はっとして、二人で顔を見合わせた。
「おまえ、昨日の話をしゃべりすぎたんじゃないか?」

それから二人とも一言もかわさず、大急ぎで田んぼ道をひたすら駅へ走った。

その日から数年間、8月15日の話は封印したのであった。

 

2015/08/14

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