【実話】ワシも忘れていた店頭会計ワザ (昭和の幻を見る 1)

無頼庵老師である。
平成となって早や27年、いまだに見ることが出来る昭和の名残りの光景のお話である。

■ワシも忘れていた店頭会計ワザ

某自動車会社の横を通る通称「産業道路」の脇に醤油とんこつのラーメン屋さんがある。ご夫婦でやってるカウンターだけの店。流通関連のみなさんの御用達のお店で、朝の6時から始まるけど夕方は5時に閉まっちゃうため会社帰りに寄れないところがナイスな隠れた名店じゃ。

出張時間をやりくりして、なんとか昼間にその店に寄ることができた。
噂にたがわぬガッツリしたとんこつラーメンで「ホープ軒」系のうまさであった。食べ終わって、お勘定をと思ったときに先客の男性が千円札を出してご夫婦に声をかけた。

「ごちそうさま、チャーシューメン一つねっ。」
「はいっ、そこのザルにお金を入れてお釣りを持っていってくださいねー!」

えー!!
カウンターの上を見上げると天井からゴム紐で吊るされた深めの丸いザルが3つくらい下がっている。
どひゃー、ワシが子供の頃の魚屋さんや八百屋さんそのままやんっ!といっても大半のよい子の皆は知らないじゃろうなあ(あせ)。
昭和40年代前半、スーパーが幅を効かせる前の時代の魚屋さんや八百屋さんは迅速な会計をするために、キャッシュレジの代わりにザルを使っていたのじゃ。

そのお店のお客さん達は、自分の食べたラーメンを告げてちゃんとお釣りを自分で貰っていく。お店とお客さんの信頼関係も日本的でお腹も心も温まるお店でありましたぞ(^-^)。
 
 

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